「汁講」…昔、質素を旨とした時代に客は各自に飯を持寄り、会主は汁だけ設けて饗応しました。
これは、平安中期藤原氏の盛時に行われた「羹次(あつものついで)」の遺風といわれています。
もてなしの気持ちを、ただ一杯の汁に込めた日本古来の美風こそ「志る幸」の心です。
"汁もの"は白味噌、赤味噌、すましの三種類より。
汁にさらなる深い味わいをもたらす具も常時十種類以上ご用意しております。
季節ごとにさまざまな味をお楽しみください。
昭和七年創業より初代のこだわりが随所に残る店内は、能舞台を模したカウンター、
そして三条、五条大橋の欄干に見立てたお席など味わいあるひとときをご堪能いただけます。
また、季節の素材を吟味し、ていねいな仕事で仕上げた彩り
豊かな懐石料理(要予約)は、路地の奥座敷でゆったりお寛ぎいただけます。